カガワケミカルについて
- HOME
- カガワケミカルについて
ごあいさつ
当社カガワケミカル株式会社香川映二は、光および、高分子化学を専攻し研究室を大阪産業技術研究所に置き、新規光材料の研究に特化した会社です。スケールアップにつきましては、契約を締結した工場での委託生産です。
50品種以上におよぶ製品の工場生産を行った実績があり、特に成果をあげた例としましては、
- プラスチックへのUVハードコート塗料。ポリマー分子設計、ウレタンなどの技術を応用し、国内初の製品であり、市場を占有し現在も生産されています。
- デュアルキュアー分野では、安定性の高いエポキシ部分アクリレート合成法を開発し、光および熱硬化のデュアルキュアーを行うレジスト、液晶シール材、ディスク層間接着分野を席捲しました。
- 高い透過率と柔軟性を持つ光学接着材料でも実績があります。最近では、スマートフォン用精密接着、ナノインプリント分野などに参入し成果を上げてい
ます。
独自のノウハウの代表例は、ENCです。ノボラック樹脂に、エポキシ、アクリル、およびカルボン酸を1分子中に共存させる技術で、当社のみ合成が可能です。ENCは理想的な化学構造を持ち、デュアルキュアーにより現像性・耐熱性・接着性を有し、先端分野を企画されるたびに各社によって検討される材料です。
これは一例であり、他にも技術一覧で最近の開発状況をご覧になることができます。是非当社にご照会くだ
さい。
秘密保持を重要視する企業理念こそ当社です。詳細は知的財産項をご覧くださるようお願い申し上げます。
会社沿革
1994年 | カガワケミカル有限会社創立し、 現在は株式会社に移行。 大阪市立工業研究所(現大阪産業技術研究所) 開放研究室で研究開始。 |
---|---|
1996年 | 大阪市ベンチャービジネス賞受賞。 ラジカルおよびイオンのデュアルキュアーを 応用した多層積層基盤への層間接着・レジスト ・ゴルフボールなどへの応用に関して受賞。 |
2000年 | 工業技術賞受賞。 国内初プラスチックのUV硬化保護塗装開発に 関して受賞。携帯電話市場を寡占した。 デュアルキュアーソルダーレジスト材の 工場生産開始および高純度化に成功。 |
2005年 | 工業技術賞受賞。水性UV硬化保護塗料の 開発に関して受賞。 液晶シール材の工場生産開始。 耐液晶汚染性良好。 |
2007年 | フィルム用接着剤。水素添加ゴム ウレタンアクリレート生産開始。 高透明性かつ耐酸化性柔軟性良好。 ブタジエンウレタンアクリレートを安定化させ、 レジスト周辺粘着剤を市場に出す。 デュアルキュアー誘導体、 ウレタンアクリレート、アクリル 基含有光開始剤など多数開発し工場生産した。 |
2010年 | エポキシ基とアクリル基との デュアルキュアー化体は光学特性、 耐熱性に優れ、 相互貫入構造に起因することを解明し、 徳島大学大学院において 学位授与された。(Refパワーポイント) 徳島大学工学部長賞受賞。 これらの知見を応用し、ナノインプリント材、 有機EL材、電子材料用樹脂、湿気硬化材料を 鋭意開発し現在に至る。 現在までに工場生産を行った製品は50品目以上。 最近は高精度GCMSを用いて、 より純度の高い材料の開発中。 |
発表など
報告
技術紹介:ジェルネイルの開発と応用事例 2017.11
技術情報協会
研究発表:高機能性ポリマー創成の材料 2016.11
大阪工研協会 ニューフロンティア材料部会
プラスチック上へのUVコーティング 2008.10
ラドテック研究会
学位論文:ビスフェノールAアクリレート/エポキシド系ハイブリッド構造を有する相互貫入高分子材料の創製 2010.3
文献
- E.KAGAWA et al.Designed Monomers and Polymers 12 (2009) 497–510
- E.KAGAWA et al .Physical and Optical Properties of IPNs prepared by Bisphenol A Epoxide-Acrylate Hybrid Monomer Polymer Congress, Nagoya Japan.Oct.21,2009
発表・記事
- 機能性樹脂をナノインプリント技術に応用し回路パターンを形成 日刊工業新聞 2014.4.3
- 携帯機器保護用UVコーティング 化学工業日報 2000.6.29・2001.11.9
- 光硬化技術 分筆 技術情報協会 2003
- 水性UV塗料 化学工業日報 2006.5.2
- H.Salmi et alii .Photopolymerization using Photolatent Amine Catalysts. J.of Photopolymer Science & Technology V25,28 (2012)147-151 21.2.15
講演会
- 分子設計によるオリゴマーの応用事例 技術情報協会 1999.12
- オリゴマーおよびポリマーへの異種官能基付与と
分子設計 ibid 2009.3 - UV硬化樹脂の分子設計と高感度事例 ibid 2012.7
- ウレタン、エポキシアクリレートの特長と
分子設計、機能性付与 ibid 2015.11
会社概要
会社名 | カガワケミカル株式会社 |
---|---|
代表取締役 | 香川 映二 |
所在地 | 〒536-8553 大阪府大阪市城東区森之宮1-6-50 大阪府立産業技術総合研究所 第3開放研究室 |
TEL | 06-6963-805506-6963-8055 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 無し |
アクセス
大阪メトロ 森ノ宮駅より徒歩11分